Nomads(遊牧民)の挨拶
こんにちは、Nomadic Soulの與古田です。
今回は、ちょっと面白いモンゴルの遊牧民ならではの挨拶フレーズをご紹介したいと思います。
モンゴルの遊牧民は、知人や友人に会ったときに挨拶として
『タルガンサェンオロー?』
意味:家畜はよく肥えてるか?
というフレーズをよく使います。
モンゴル遊牧民は牧畜を生業としていて、また衣食住のすべてを家畜に頼っているため、彼らにとって家畜は大事な財産であり、家畜の健康はとても重要であるからです。
一方、日本人は元来農耕民族であるため、「いい天気だね」というフレーズが頻繁に使われていますよね。これは畑を耕して稲作や野菜を育てている農耕民にとって、天気がかなり重要だからだと考えられます。
日本でも、大阪の人は挨拶代わりに『儲かってまっかー?』とよく言いますよね。
商売人が多いからでしょうか 笑
また、遊牧民のゲルを訪れた際の変わった挨拶もあります。
モンゴルの遊牧民は必ず番犬として犬を放飼いで飼っています。
番犬はよくしつけられていて、訪問者が来たときは吠えて知らせてくれたり、見知らぬ人には容赦なく噛み付くこともあるとか。
そのため、遊牧民のゲルを訪れる際は、敷地の入り口近くで、
『ノホイ ホリオー!』
意味:おーい、犬を捕まえてください!犬をとめてください!
と大きな声で叫ぶことが、日本語での『ごめんください〜』に相当する挨拶になっているそうです。
その他、モンゴルでは家畜の乳を搾っている人に対しては、
『サーサン サウ ドゥールグ!』
意味:乳で桶がいっぱいになれ!
という特別な挨拶のフレーズもあるそうですよ。
モンゴル遊牧民のゲルを訪問する際には、是非ご紹介した挨拶フレーズを試してみてください!